5月22日(日)に開催された特定非営利活動法人陽和の一周年記念シンポジウムに参加しました。特定非営利活動法人陽和は、非行、引きこもり、不登校、発達障害、虐待など生きづらさを抱える子ども達をサポートしている団体です。https://npohiyori.net/
▼当日の内容はコチラ
▼第一部
映画「旅のはじまり」
虐待やネグレクト、非行などにより居場所を失った子どもたちの心に迫る映画。映画の中で語る子どもたちの「それが当たり前だった。大人はそーゆーもんだと思っていた」という、大人への諦めのような感情に胸が締め付けられました。
▼第2部
基調講演 大村恵教授
社会教育から見た共生社会のあり方
地域の中に子ども・青年が育っていくことを研究テーマにされている大村氏のお話は大変勉強になりました。子ども支援団体によるパネルディスカッションでは、活動もキャラも個性豊かで多角的な意見交換に良い刺激をいただきました。
大変に良い機会をいただき、ありがとうございました!
子どもの権利
▼子どもの権利条約については下記ご確認ください。
https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_rig.html
子どもを産んで、子育てを経験し「子どもの権利」を守ることの重要性をとても感じるようになりました。「権利」なんて言うと、そんな難しいことを日々、考えていないよ!というママも多いと思いますが、ママたちの子育ての葛藤は、子どもがかわいいからこそ。
・忙しい日々の中で、ついつい怒ってしまった。子どもは傷つかなかっただろうか
・長時間預けている間、子どもは楽しめているだろうか
・今の発言は、本当に子どもの意志を尊重できただろうか?親の顔色をみていないだろうか。
母親が罪悪感を抱えやすいのは、自分と子どもと言う2人の人間の時間を1日の中でいったりきたりするからだと思います。それは、きちんと子どもを1人の人間として認めているから。きちんと権利を考えているからだと思っています。
私も1人の親として、毎日迷ってばかりです。でも、この尊い存在を守っていくのが大人の役割だと思っています。
コロナ禍での違和感
コロナ禍で、より一層子どもを守らなくてはと感じました。1人ずつ座って保育園児であっても黙食を真面目に続ける子どもたち。手が荒れてもアルコール消毒を行い、手洗い・うがいをきちんと守り、お友達と遊ぶことを我慢した時期もありました。
かたや、大人は経済を止めてはいけない、仕事だからと出張に行く人がいる。飲み会をする人がいる・・・
そして、最近では熱中症対策を重要視して、外ではマスクは外して良いという国の方針がでましたが、それなのにはずさない子どもがいるのはなぜ??と言われる・・・
コロナ禍での国の方針批判や、出張や飲み会に行った方の批判ではありません<(_ _)> いつも感じるのは子どもに関する議論なのに、子どもが中心にいないということです。子どもたちは純粋です。大人が出した方針に従います。そして、子どもは小さな大人ではありません。成長途中であって、ある程度の大人の支援も必要です。
「決まりはわかるけど苦しいからマスク取りますわ~」
「僕は、自粛より今を楽しみたいからお友達と遊びます」
と、子どもからは絶対言いません!!
だから、大人が真剣に子どものことを考えるべきです。そして、そこに子どもたちの意志を組み込んで欲しいです。
私の政策の1つに
『 子ども条例を制定し、すべての子どもたちの権利を守ります 』というものがあります。カタチだけの条例では意味がありません。
子どもたちの権利を守るため、大人・社会ができることは何か。家庭、学校でない場所でどう子育ちを支えるか。子どもたちの未来のために、何ができるかしっかり考え行動していきたいです。
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